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医学部定員2千人増に猛反発 韓国、研修医6千人が辞表、手術中止も

 医師不足の解消を目指し、韓国政府が大学医学部の定員を2千人増やす方針を発表したことに対し、医師らが激しく反発している。6千人超の研修医が辞表を提出し、出勤しないなどの抗議行動を展開。手術が中止されるなど、医療の空白が生まれる恐れが出ている。

「国民の生命と健康を人質に集団行動をしてはならない」。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は20日の閣議で研修医らに呼びかけた。尹氏は「医療改革が急がれるにもかかわらず、歴代のどの政府も解決できないまま30年近く経った」と主張。地域医療を守るには定員増が「必須条件」だと訴えた。

 政府は今月6日、2025年入学から、医学部の定員を現行の3058人から5058人に増やすと発表。これに対し、医大の学長らは「短期間に受け入れることが不可能な数字」と反発。政府は19日夜までに、研修医の過半数にあたる約6400人が辞表を出し、うち25%が勤務していないことを確認した。

朝日新聞デジタル

朝日新聞デジタルより転用

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