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トランプ氏のNATO否定発言は「無責任で危険」 ドイツ首相が批判

ドイツのショルツ首相は12日、ベルリンでポーランドのトゥスク首相と会談した。ショルツ氏は記者会見で、トランプ前米大統領の北大西洋条約機構(NATO)加盟国の相互援助に否定的な発言を念頭に「無責任で危険。ロシアの利益になるだけだ」と指摘。「何人も欧州の安全保障をもてあそんだり、取引したりすべきでない」と批判した。

 一方、トゥスク氏は「NATOの全加盟国が、防衛力のための資金を直接かつ大幅に増やすことは欧州共通の利益になる」と述べ、各国の防衛費の増加を求めた。「トランプ氏が言ったからではなく、極めて客観的に必要なことだ」とし、「我々は自分たちで防衛力の向上に取り組まなければならない」と訴えた。

 トランプ氏は10日、NATOの加盟国がロシアによる侵攻を受けたとしても、「守らないし、ロシアがしたいようにすることを勧める」と発言していた。

朝日新聞社より転用

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