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京都市長選挙、松井孝治氏が初当選 自公など4党が推薦

任期満了に伴う京都市長選が4日投開票され、無所属新人で元官房副長官の松井孝治氏(63)=自民、公明、立民、国民民主推薦=が、無所属新人で弁護士の福山和人氏(62)ら4氏を破り、初当選を決めた。

自民党派閥の「政治とカネ」の問題の影響もあり、共産党の支援を受けた福山氏との激しい選挙戦となった。しかし旧民主党政権時代に官房副長官だった松井氏は、国政で対立する与野党から推薦を受け、幅広い支持を集めて接戦を逃げ切った。

投票率は41.67%で前回を0.96ポイント上回った。

門川大作市長が4期での退任を表明し、新人5氏の争いとなった。松井氏は門川市長に加え、西脇隆俊京都府知事や経済団体の支援も取り付けて「府市協調」を訴え支持を広げた。

福山氏は門川氏の市政運営への批判を強め福祉政策の拡充などを訴えた。共産党から推薦を受けず支援にとどめ「無所属市民派」として選挙戦に臨んだが、松井氏には及ばなかった。

また、元京都市議の村山祥栄氏(45)を巡っては、政治資金パーティー券を販売しながら実際にはパーティーを開催していなかった疑惑が浮上し、日本維新の会などが告示直前に推薦を取り消していた。

まつい・こうじ=東大卒。参院議員2期、官房副長官を経て、慶応大総合政策学部教授。京都市出身、63歳。

日本経済新聞より転用

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