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楽天、ドル建社債の借り換えを実施 迫る償還8千億円の一部を手当て

楽天グループは26日、米ドル建て社債の借り換えを実施すると発表した。手元資金に加え、新たに発行すドル建て社債を原資に、約1470億円(10億米ドル)を上限に過去に発行した社債を買い付ける。楽天Gは今後2年間の社債の償還額が約8千億円と集中しており、借り換えによって返金スケジュールをならす狙いだ。

 対象の社債は、いずれも今年11月に満期を迎える米ドル建てシニア債約1400億円(表面利率10・25%)と約1180億円(同3・546%)。買い入れ額の上限は増減する可能性があるとしている。買い付けの終了は米国東部時間の2月23日午後5時を予定している。

 新規発行する社債の発行額などの詳細は、決まり次第発表するとしている。

 楽天Gは傘下の楽天モバイルの基地局建設などの設備投資に約1兆円を投じ、多くを社債の発行で賄ってきた。昨年は公募増資や子会社の株式の売却を相次いで実行するなど、資金調達に追われている。(松本真弥)

朝日新聞社より転用

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