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吉田陽菜が逆転初V 3回転半成功「イメージ通り」 インターハイ

フィギュアスケート 全国高校選手権(インターハイ、21日・山新スイミングアリーナ)

女子決勝・フリー 吉田陽菜選手(愛知・中京大中京)=134・27点、合計199・10点(優勝)

 特段調子が良かったわけでも、直前練習の感触が良かったわけでもない。それでも「今できる一番良いジャンプができた」と吉田選手。初優勝を鮮やかな逆転劇で飾った。

 演技冒頭、右足を振って勢いよく踏み込むと、高さのあるトリプルアクセルをきれいに着氷してみせ、出来栄え評価(GOE)は2・40点の加点を得た。演技後は「自分でもあそこまで(きれいに)降りられるとは思っていなかったけど、頭の中にはすごく良いイメージがあった。イメージ通り」と納得の表情を浮かべていた。

持ち味の大技は今季、グランプリ(GP)シリーズや全日本選手権を通じても成功率は高くなかった。「毎日試行錯誤しながらやっているけど、(試合では)力が入りすぎて空回りしてしまう。試合で跳ぶ難しさを感じていた」と要因を明かす。

 会場の規模や観客の数は、これまで踏んできた大舞台とは異なる。それでも、久々の成功体験は「力みすぎず、いい具合で跳べた。(3月の)世界選手権でも挑戦したいと思っているので、自信にもなった」と大きな力になった。

 シニア移行後初のシーズンを戦う中で「調子が上がらなくても、考えすぎず、一つ一つの要素に集中してその時の精いっぱいの演技ができている」と成長を口にした吉田選手。「今できる一番良いジャンプができた」。その言葉からは、まだまだ上に行けるという自負も感じさせた。

毎日新聞

毎日新聞より転用

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