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米の原爆投下責任「棚上げ」答弁、広島市長「問題とする事わからぬ」

 広島市の平和記念公園と米ハワイ州のパールハーバー国立記念公園との姉妹公園協定をめぐり、広島市の局長が市議会で「原爆投下に関わる米国の責任の議論を現時点では棚上げする」と答弁した件について、松井一実市長が27日、定例会見で記者の質問に答えた。「棚上げ」という言葉に問題はなかったかという質問に対し、「問題とかそういう言葉にしないでくださいよ。問題あったとすることがわからない」と述べた。

 さらに松井市長は「適切か不適切かを判断するのはそちらの判断で、こちらには聞かないでください」とも述べた。

 「棚上げ」という表現について松井市長は、自身と調整済みの文言だったと認めている。会見では「協定を締結する過程で、原爆投下の責任について(米国側と)議論することなくやっていたので、そういう言葉を使った」と説明した。

 答弁の意図については「和解の精神の下で未来志向で取り組んでいくことを説明し、不問、免罪するわけではないという中で用いたもの」と局長答弁と同じ説明を繰り返し、「意図を理解してもらえれば問題はない」と述べた。

 朝日新聞社より転用

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