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イスラエル、「次の段階」へ作戦 米大統領、民間人保護訴え ガザ側死者7000人・人質多数解放も

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスと衝突するイスラエル軍は26日に声明を出し、25日夜から26日未明にかけてガザ北部で「次の段階の戦闘準備として、戦車を使い、目標を絞った急襲を行った」と発表した。

作戦後、軍はガザから撤収した。

これより先、ネタニヤフ首相は「われわれは(ガザへの)地上侵攻を準備している」と言明。イスラエルが米国の要請に応じて侵攻を遅らせることで合意したと報じられる中、あくまで地上作戦を排除しない考えを強調していた。

これより先、ネタニヤフ首相は「われわれは(ガザへの)地上侵攻を準備している」と言明。イスラエルが米国の要請に応じて侵攻を遅らせることで合意したと報じられる中、あくまで地上作戦を排除しない考えを強調していた。

イスラエルは26日もガザ空爆を続行。ガザの保健省は同日、ガザ側の死者が前日から約500人増え、計7000人を超えたと発表した。2900人以上が子供という。イスラエル側の死者は約1400人。サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、エジプトやカタールなどアラブ9カ国の外務省は26日、「いかなる側からの民間人への暴力も非難する」などとする共同声明を出した。

また、地元報道によれば、ヨルダン川西岸でも7日以降、イスラエル軍との衝突でパレスチナ人103人が死亡した。

 26日の軍の発表によると、ガザでの作戦で多数のハマス戦闘員や関連施設、対戦車ミサイルの発射拠点などを攻撃した。「戦場の準備」も行ったと説明。重機で経路を開く映像を公開した。

ネタニヤフ氏は25日のテレビ演説で「私は首相として国の将来を安全にする責務がある」と強調。侵攻について「いつ、どのように行うかや、どれだけの規模かなどは明かせない」と述べた。AFP通信はガザ地区との境界付近にイスラエル部隊数万人が待機中と報じている。

 バイデン米大統領は25日の記者会見で、イスラエルの「自国民の殺害に対処する権利や責任」を認めながらも、民間人保護に全力を尽くす必要があるとの考えを示した。米メディアは、米政府が中東に駐留する米軍を守るために迎撃ミサイルを配備するまで地上侵攻を延期するよう要請し、イスラエルもこれに同意したと報じた。

 ハマスが拘束している220人以上の人質については、関係国とハマスの解放交渉が続いているとみられる。イスラエル紙ハーレツは関係筋の話として、多くの人質が数日以内に解放される可能性があると報じた。

時事通信より転用

時事通信

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