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【杭州アジア大会】早田ひな「早田は世界で戦えるって」決勝は世界1位の中国・孫穎莎に敗れるも収穫十分

女子シングルス決勝、銀メダルを片手に笑顔の早田ひな(カメラ・小林 泰斗)© スポーツ報知/報知新聞社

◆卓球 女子シングルス決勝(1日、杭州・拱墅運河運動公園体育館)

 【杭州(中国)1日=ペン・手島莉子、カメラ・小林泰斗】卓球女子シングルスで世界ランキング9位の早田ひな(日本生命)が日本勢29年ぶりの決勝に臨み、同1位で世界女王・孫穎莎(中国)に1―4で敗戦し銀メダルだった。「いろんな緊張感やプレッシャーはあったんですけど、いつも通りの自分で、いつも通り卓球自体を楽しむことができたなと思います」とすがすがしい表情を見せた。

 第1ゲームを5―11、第2ゲームを9―11でとられたが、第3ゲームはデュースの接戦を制して12―10。強打で相手を翻弄するなど攻めの姿勢で戦ったが、孫のテクニックは早田を上回った。第4ゲームは8―11、第5ゲームは7―11と連続でとられ、敗戦となった。

 孫との対戦成績はこれで0勝11敗となった。しかし、距離が近づいてきている感覚があるという。「自分のサーブからの展開は今回悪く無かった。いつもより早い段階で、自分がいろんなことにチャレンジして、ラリーの回数も増えてきたと思います」。

 しかし、ラリーが続くと新しい壁ができた。「ラリーになった時の自分自身の技術の少なさ、対応力の低さがあったと思います。台上からの展開はすごく良くなっているんですけど、ラリーモードになったときのコース取り、回転量、スピード、高さは(孫選手が)桁違いだなって思いました」と話した。

 それでも同日の準決勝では同4位の王芸迪(中国)に4―3で勝利し、決勝進出を決めた。5月の世界選手権に続き、王から2回目の勝利を挙げたことは確実に自信になっている。「『早田は世界で戦えるんだな、中国人選手とも戦えるんだな』って思ってもらえることで、うれしい気持ちもありますし、自分自身もっと頑張らなきゃいけないっていう引き締めにもなります」。収穫と手応えを得た“アジア版オリンピック”。パリ五輪で中国選手を倒す準備を、着々と整えていく。

スポーツ報知

スポーツ報知より転用

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