現役警察官が銃弾紛失と誤認、奈良県に297万円の賠償命令
奈良県警奈良西署が拳銃の実弾を紛失したと誤認した問題を巡り、実弾を盗んだ容疑で違法な取り調べを受け、鬱病を発症し休職を余儀なくされたとして、同署の20代男性巡査長が県に約820万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、奈良地裁は31日、約297万円の支払いを命じた。
県警は昨年1月7日、奈良西署の拳銃庫で保管していた実弾5発を「紛失した」と発表。実際には、古くなった実弾を新しいものに交換した際に、本部の担当者の手違いで同署に5発少なく配分していたことが判明した。
直前に拳銃庫の点検作業を担当した巡査長は、実弾を盗んだ疑いをかけられ、連日長時間にわたり捜査員から自白を強要する取り調べを受け、鬱病を発症し、一時休職した。
産経新聞より転用
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