手塚治虫「ブラック・ジャック」の新作をAIで制作…200話以上の構造分析・データ化
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- 2023年6月13日
記者会見で「手塚治虫が生きていたら、必ずAIを使ったはず」と語る手塚眞さん(12日、慶応義塾大学で)© 読売新聞
漫画家・手塚治虫(1928~89年)の代表作「ブラック・ジャック」の「新作」が、人工知能(AI)技術を使って制作される。12日、栗原聡・慶応義塾大学教授や、手塚の長男で手塚プロダクション取締役の手塚眞さんらが参加する「TEZUKA2023」プロジェクトチームが発表した。
栗原教授らのチームは、2020年にもAI技術による手塚新作「ぱいどん」を発表したが、AIの役割はキャラクター原案やあらすじにとどまり、実際の漫画化は人間の手による部分が大きかった。今回は200話以上ある「ブラック・ジャック」を構造分析してデータ化。最近のテキスト・画像生成AIの急速な進化を取り入れ、より高いレベルで「AIと人間の共創」の可能性を検証する。
新作は今秋、「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に掲載される予定。
読売新聞より転用

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