タイ総選挙、野党が大勝 連立協議に着手へ

タイ総選挙、野党が大勝 連立協議に着手へ© Jack TAYLOR / AFP

【AFP＝時事】タイで14日に投開票された下院総選挙は、野党が大勝を収める見通しとなった。10年近く続いた親軍政権に有権者が背を向けた形だ。主要野党2党は今後、政権交代に向け連立協議に着手する。

　選挙管理委員会によると、開票率97%の時点で、王室への不敬罪の改正などを訴える前進党が第1党。タクシン元首相派のタイ貢献党が第2党、プラユット・チャンオーチャー首相のタイ団結国家建設党が第3党となる見通し。

ただ、軍政下で制定され、2017年に施行された現行憲法により、連立政権樹立には障害もある。新首相は定数500の下院と軍政下で任命された同250の上院合わせた計750人の投票で選出されるため、投票では親軍派が優勢となる可能性がある。(c)AFP/Thanaporn Promyamyai and Damon Wake

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【翻訳編集】AFPBB News

AFPBB Newsより転用