データミックスは企業間取引・企業経営に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信しています

トヨタ名誉会長・豊田章一郎氏の功績しのぶ、首相ら4500人参列しお別れの会

トヨタ自動車の名誉会長で、2月に97歳で亡くなった豊田章一郎氏のお別れの会が24日、東京都や名古屋市、愛知県豊田市の3か所で開かれた。岸田首相やキヤノンの御手洗冨士夫会長兼社長CEO(最高経営責任者)ら政財界などの約4500人が参列した。

トヨタ自動車名誉会長の豊田章一郎氏の「お別れの会」(24日午前、東京都千代田区で)=黒瀬祐生撮影© 読売新聞

 式典では、トヨタの内山田竹志代表取締役が弔辞を読み、「豊かな国際感覚、強い責任感と実行力で、多くのご功績を残された。もうご指導を直接、受けられないと思うと大変寂しい」としのんだ。長男でトヨタ会長の章男氏が親族代表としてあいさつし「日本のトヨタから世界のトヨタへ、その礎を築いた。人を信頼し、人の輪を大切にする人だった。トヨタのモノづくりと、人づくりを継承していくことを誓う」と、声を詰まらせながら語った。

 今月1日に就任した佐藤恒治社長は報道陣に、章一郎氏が開発中の車両の座り心地やドアの開け閉めまで丁寧に確認していたことを振り返り、「毎回、『現地現物』を実践していた」と述べた。

 章一郎氏は、発明家の豊田佐吉の孫でトヨタ創業者の喜一郎の長男。社長や会長を歴任し、1994年から4年間、経団連の会長も務めた。

読売新聞より転用

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。