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1950万円の特殊詐欺 「ネットバンクに対策」とパスワード聞き出す 広島市の男性被害

広島県警安佐南署は12日、パソコンのウイルス感染を装った特殊詐欺で、広島市安佐南区の80代男性が1950万円をだまし取られたと発表した。

同署によると、男性は11日に自宅のパソコンでインターネットを利用中、画面に「ウイルスに感染した」などと表示され、警告音が鳴った。連絡先として記された固定電話の番号に掛けると、海外のソフトウエア会社の社員を名乗る男から「ネットバンキングにもセキュリティーを掛けないといけない」と言われた。  

このため、自身のネットバンキングの口座情報や一定時間しか使えない「ワンタイムパスワード」を伝達。同日中に950万円を引き出された。12日にも同じ男から自宅に電話があり、同様の手口でさらに1千万円をだまし取られたという。男性はその後に口座を確認し、身に覚えのない送金履歴があったため、被害に気付いたという。  

同署は「ウイルスに感染したなどの画面表示は詐欺の可能性があるので注意してほしい。ワンタイムパスワードは絶対に他人に言ってはいけない」と呼びかけている。

中国新聞社より転用

中国新聞デジタル

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