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福岡空港の「門限」を過ぎたら北九州空港へ JALが運用変更を検討

 羽田発福岡行きの日本航空331便が2月、福岡空港の運用時間を過ぎたため深夜に羽田まで引き返したトラブルで、日航が今後、同じ福岡県内にあり、24時間離着陸できる北九州空港に降りられるよう対応を改める方向で検討していることがわかった。

日航によると、331便を羽田まで戻したのは、機体整備や乗客のホテルの手配などに対応するため。また、331便は「エアバスA350」という大型機で、北九州空港によると、試験的に北九州空港に着陸したことはあったものの、実際の運航で着陸したことはなかったという。  

日航は今後、同様の事例が起きた場合に福岡空港から整備士を呼び寄せるなどして離着陸できるようにするほか、着陸後の乗客の移動手段としてバスを確保する。より近い空港に着陸した方が、乗客にとって利便性が高いと判断した。  

トラブルが起きたのは2月19日夜。乗客335人を乗せ、午後6時半に出発予定だった331便は、機材繰りと手荷物の積み込みに時間がかかり、出発が大幅に遅れた。福岡空港の「門限」である午後10時に間に合わなかったため、着陸が認められず、関西空港に立ち寄った後に羽田に引き返した。羽田に着いたのは翌20日午前2時50分だった。(角詠之)

朝日新聞社より転用

朝日新聞デジタル

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