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ウクライナ軍、バフムトで抗戦継続…ゼレンスキー氏「制圧されれば主要都市へ露軍進む」

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、7日に報じられた米CNNとのインタビューで、激しい戦闘が続く東部ドネツク州バフムトがロシア軍に制圧されれば、「クラマトルスクといった主要都市へ露軍が進む道を開くことになる」と述べ、抗戦を続ける意思を示した。

7日、ウクライナ東部ドネツク州バフムト付近で、露軍に向けてりゅう弾砲を放つウクライナ兵=AP© 読売新聞

 ゼレンスキー氏は、「ロシアはバフムトを破壊したが、ウクライナ軍はそこに何としてもとどまらねばならない」と語り、現時点での撤退を改めて否定した。ゼレンスキー氏は6日、戦力増強の方針を軍幹部と確認したという。

 ウクライナ軍東部方面部隊の報道官は7日、地元メディアに対し、バフムト一帯の前線で露軍が過去24時間に306回の砲撃を行い、部隊同士の武力衝突も56回起きたと明らかにした。戦闘激化を受け、ウクライナ政府は7日、バフムトに残る子どもを強制的に避難させることを決定したと発表した。侵略開始前は約7万人だったバフムトの人口は4000人以下に減ったという。

 一方、ロシア国防省の発表によると、セルゲイ・ショイグ露国防相は7日、軍幹部らと会合を開き、バフムト攻略の方針を改めて強調した。ただ、前線で戦う露民間軍事会社「ワグネル」の消耗が激しいとの指摘もあり、ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏はSNSで露国防省の兵器補給が不十分との不満を投稿している。

読売新聞より転用

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