データミックスは企業間取引・企業経営に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信しています

ウクライナの民間人死者8000人超…OHCHR「氷山の一角」

【ジュネーブ=森井雄一】国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は21日、ロシアが昨年2月に侵略を開始したウクライナで、少なくとも8006人の民間人が死亡、1万3287人が負傷したと発表した。同事務所は「氷山の一角」としており、実際の死傷者数はさらに多いとみられる。

 死傷者のうち、子供は少なくとも487人が死亡、954人が負傷した。性別が確認できた犠牲者の約6割が男性だった。9割は砲弾やミサイル、空爆などの爆発性兵器で犠牲になっており、多くは人口密集地だった。

 死者数などは確認できた事例のみ集計した。同事務所は「確証のない数字」とし、露軍の侵略で壊滅状態になった後、占領されている南部マリウポリなどを中心に、さらに数千人が犠牲になっていると説明した。

 フォルカー・テュルク国連人権高等弁務官は「この戦争は国連憲章と国際法に対するあからさまな侮辱であり、膨大な人的被害は今すぐ止めなければならない」との声明を発表した。

読売新聞より転用

読売新聞オンライン

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。