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GoTo給付金詐欺 甲子園出場の野球部元監督に有罪判決

© 毎日新聞 提供 大阪偕星学園高校=大阪市生野区で2022年1月、隈元悠太撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の旅行需要喚起策「GoToトラベル」の給付金約80万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた大阪偕星学園高校(大阪市生野区)の野球部元監督、山本セキ被告(54)に対し、大阪地裁は17日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑・懲役1年6月)の判決を言い渡した。安福幸江裁判官は「野球部監督という立場を悪用した刑事責任は軽視できない」と述べた。

 判決によると、山本被告は2020年8月、岡山県津山市の旅館経営者だった男性(55)=有罪判決が確定=と共謀し、野球部の強化合宿先としてこの旅館を利用。1人当たり8000円だった部員らの宿泊代について、2万円に水増しした書類を観光庁に提出して総額79万1000円を詐取した。

 被告は起訴内容を認めて反省し、全額の弁償も終えているとして、判決は刑の執行を猶予した。

 山本被告は15年夏、野球部を率いて全国高校野球選手権への初出場を果たした。21年3月、大阪偕星学園高校を退職している。

毎日新聞より転用

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