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日本アムウェイに6カ月の取引停止命令 違法勧誘で消費者庁

© 朝日新聞社 日本アムウェイ本社=東京都渋谷区

 消費者庁は、連鎖販売取引(マルチ商法)で違法な勧誘をしたなどとして、日本アムウェイ(東京)に対し、特定商取引法違反で6カ月の取引の一部停止を命じ、14日発表した。命令は13日付。同社への行政処分は初めてという。

 発表によると、同社の会員男女2人は2021年3月、マッチングアプリを通じて知り合った女性に対して同社の会員登録という目的を告げずに登録をしつこく勧誘。女性は登録をしないと帰してもらえないと考え承諾したが、会員2人は契約を結ぶまで書類を一切交付しなかった。

 同庁はこの事例で、氏名などの明示義務違反▽勧誘目的を告げずに誘った人に対する公衆の出入りしない場所での勧誘▽迷惑勧誘▽概要書面の交付義務違反――の四つの違反を認定。さらに、SNSなどを使ったほかの2事例でも違法な勧誘を認定した。

 関係者によると、京都府警が昨年摘発した刑事事件が端緒になったという。

朝日新聞社より転用

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