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秋葉国家安全保障局長と中国外交トップが会談 日中関係の再構築急ぐ

秋葉剛男国家安全保障局長は17日、中国・天津市で、中国外交担当トップの楊潔篪(よう・けつち)共産党中央外事工作委員会弁公室主任と会談した。両氏は、台湾周辺での中国の大規模軍事演習など懸案事項について協議した上で、両国間の「重層的な意思疎通が重要」との認識で一致した。台湾情勢を巡って4日に予定されていた日中外相会談が直前で中止されており、日中国交正常化50周年が9月29日に迫る中で関係の再構築を急いだとみられる。

日本の国家安全保障局長と楊氏の会談は約2年半ぶり。会談はワーキングディナーを含めて計7時間行われた。

会談では、2021年の日中首脳電話協議で確認した「建設的かつ安定的な関係」の構築を日中両国の努力で実現していく必要があるとの認識でも一致。対面での対話の重要性や対話の継続も確認した。

秋葉氏はペロシ米下院議長の台湾訪問への対抗措置として、中国が台湾周辺で実施した大規模な軍事演習に対する懸念を伝え、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調した。沖縄県・尖閣諸島周辺で中国が続ける領海侵入についても、力による一方的な現状変更は認められないとの日本の立場を改めて伝えた。ロシアによるウクライナ侵攻や核・ミサイル開発を進める北朝鮮情勢などについても意見交換した。

毎日新聞より転用毎日新聞

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