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福岡県警情報漏えい 暴力団組員を新たに逮捕、依頼に関与の疑い

福岡県警田川署の巡査長が職務上知り得た情報を知人らに漏らしたとして逮捕された事件で、県警が、漏えいの依頼に関与したとして新たに指定暴力団合田一家(山口県下関市)系の組員を地方公務員法(守秘義務)違反の教唆容疑で逮捕していたことが捜査関係者への取材で判明した。県警は、暴力団の組織的な関与や情報の利用目的について捜査を進める。

県警は15日、田川署地域2課巡査長の田中恭平容疑者(34)を地方公務員法(守秘義務)違反容疑で逮捕。漏えい先として下関市、会社役員、沈康浩容疑者(61)ら男性3人も教唆容疑で逮捕していた。田中容疑者は2021年8月~22年6月、3人から依頼を受け、他人の犯罪歴など個人情報を漏らした疑いが持たれている。捜査関係者によると、田中容疑者は容疑を認めており、署内の照会端末で個人情報を検索し、電話などで3人に伝えていたという。

県警は関係者への捜査を進める中で、新たに合田一家系組員が漏えいの依頼に関与したと判断し、逮捕に踏み切った。

県警の警察官と暴力団の癒着が疑われる事件は過去にも発覚している。12年には、東署の警部補が、特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)の関係者に捜査情報を漏らした見返りに現金を受け取ったとして、収賄容疑などで逮捕された。

毎日新聞より転用毎日新聞

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