山形県警の2署、車検切れで公務…「故意ではない」と立件見送り関係者の処分検討
© 読売新聞 山形県警
山形県警施設装備課などは11日、県内の警察署2署で、捜査などに使用している普通車計2台を車検切れの状態で公務に使用していたと発表した。県警は、いずれも故意ではないとして、道路運送車両法違反での立件は見送る方針だが、関係者の処分を検討している。
発表によると、車検切れが発覚した2台は主に捜査などに使用しているというが、所在する署については、「業務運営に支障が出る恐れがある」として明らかにしなかった。故意が認められないとして、同法違反での立件は見送るが、両署の関係者らの処分を監察課で検討しているという。
1台は2月21日が車検満了日で、3月1日に車検切れが判明。車検切れ後、計3日間、複数人が公務に使用した。もう1台は3月14日が満了日で、4月13日に車検切れが判明した。車検切れ後、計15日間、複数人が公務に使用した。
施設装備課は通常、車検更新の約1か月前に所在の署に更新案内を書面で通達しており、今回も通達していた。ただ、自賠責保険と車検の更新は別々に行う必要があるにもかかわらず、自賠責保険の更新が完了していたことから、署の関係者が車検更新も完了していると勘違いしたという。
読売新聞より転用
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