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沖縄県の不承認は「違法かつ不当」 辺野古、国交相が処分を取り消し

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐり、斉藤鉄夫・国土交通相は8日、防衛省の設計変更申請を不承認とした県の処分について、「違法かつ不当」として取り消す裁決を出した。さらに地方自治法に基づき、設計変更を20日までに承認するよう県に勧告した。

埋め立て工事が進むキャンプ・シュワブ南側の海域。奥の大浦湾には軟弱地盤が見つかっている=2021年11月25日午後4時26分、沖縄県名護市辺野古、朝日新聞社機から、北村玲奈撮影

© 朝日新聞社埋め立て工事が進むキャンプ・シュワブ南側の海域。奥の大浦湾には軟弱地盤が見つかっている=2021年11月25日午後4時26分、沖縄県名護市辺野古、朝日新聞社機から、北村玲奈撮影

 防衛省側の主張を認めたことになるが、県側が承認する見通しはなく、新たな法廷闘争に発展する可能性もある。移設工事のさらなる長期化が予想される。

 移設計画をめぐっては、埋め立て予定海域に軟弱地盤が見つかり、防衛省が県に改良工事のための設計変更を申請。これに対して県は昨年11月、重要な地点の調査が不十分などとして不承認とした。防衛省は対抗措置として、埋め立て承認の根拠となる公有水面埋立法を所管する国交相に対し、行政不服審査法に基づき審査請求していた。

朝日新聞社より転用

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