民主派を「全滅させる」国軍トップが演説 軍艦模型や軍馬も登場

ミャンマーの「国軍記念日」の27日、ネピドーで軍事パレードなどがあった。昨年2月のクーデターで実権を握った国軍のミンアウンフライン最高司令官は演説で、国軍に抵抗する民主派を「テロリスト」と呼んだうえで、「交渉することはない。全滅させる」と述べた。意に沿わない勢力を抑え込む姿勢を改めて強調した形だ。

© 朝日新聞社軍用車両の荷台に乗り、集まった兵士の前を通るミンアウンフライン国軍最高司令官=2022年3月27日、ネピドー、翁長忠雄撮影

　軍事パレードはネピドー郊外で午前5時ごろスタートした。装甲車両やミサイルを搭載したトラック、軍艦や潜水艦の模型を載せた大型車、騎馬隊などの隊列が会場に到着。その後、陸軍、空軍などの兵士らの隊列が続々と入場行進して整列した。

朝日新聞社より転用