岸田文雄首相は17日の参院予算委員会で、北方領土について「ロシアによる占拠は法的根拠のないもので、不法占拠されているとの立場だ」と明言した。首相が「不法占拠」と答弁するのは2009年の麻生太郎首相(当時)以来。ロシアによるウクライナ侵攻で日ロ平和条約交渉の進展は困難と判断し、原則的な立場を鮮明にした。
© 時事通信 提供岸田文雄首相=16日、首相官邸
これに関連し、松野博一官房長官は17日の記者会見で、「ロシアによる北方領土の占拠は『不法占拠』という立場であり、こうした立場に変わりはない」と強調した。
時事通信より転用
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