【リオデジャネイロ=淵上隆悠】南太平洋のトンガ沖で15日に発生した海底火山の噴火で、南米ペルーの環境当局は18日、高波であおられたタンカーから原油が流出し、首都リマ近郊で海岸1万8000平方メートルが汚染されたと発表した。
タンカーは噴火当時、製油所に原油を運んでいたという。現場では、流出した原油の回収作業が行われているが、被害は周辺の島々にも広がっているとみられる。油にまみれ、真っ黒になった水鳥も見つかっている。
15日の噴火を巡っては、ペルー北部ランバイエケ県で、女性2人が高波にさらわれて死亡するなど、南米にも被害が及んでいる。
読売新聞より転用
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