データミックスは企業間取引・企業経営に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信しています

米ツイッター、ドーシーCEOの退任発表

© Marco BELLO / AFP 米ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(2021年6月4日撮影、資料写真)。

【11月30日 AFP=時事】(更新)米ツイッター(Twitter)は29日、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)最高経営責任者(CEO)の即時退任を発表した。

同社取締役会は、パラグ・アグラワル(Parag Agrawal)最高技術責任者(CTO)を新CEOに任命した。ドーシー氏は、来年の株主総会で任期が満了するまで取締役に留任する。

ドーシー氏は、「ツイッターが創業者から離れる準備ができたと考え、退任する決断をした」と説明。後任のアグラワル氏については「ツイッターのCEOとしてのパラグに対する私の信頼は深い」とし、「彼が(会社を)率いる時だ」と述べた。

米ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(2021年6月4日撮影、資料写真)。© Marco BELLO / AFP 米ツイッターのジャック・ドーシー最高経営責任者(2021年6月4日撮影、資料写真)。

米CNBCテレビはこれに先立ち、匿名の情報筋の話として、ドーシー氏の退任を報道。ナスダック(Nasdaq)はこれを受け、ツイッター株の取引を停止していた。

ドーシー氏は過去に主要株主から退任を求められていたが、2020年3月に和解し、ツイッターの経営状況を監視するための委員会を取締役会に設置していた。

ドーシー氏は、ブログサービスを運営していた新興企業オデオ(Odeo)在籍時にツイッターの構想を思いついたとされる。きっかけとなったのは、後にツイッター共同創業者となるエバン・ウィリアムズ(Evan Williams)氏が従業員に対し、日常業務から離れる期間を2週間設け、新プロジェクトに取り組ませたことだった。

タブレット端末とスマートフォンの画面に表示されたツイッターのロゴ(2020年10月26日撮影、資料写真)。© Lionel BONAVENTURE / AFP タブレット端末とスマートフォンの画面に表示されたツイッターのロゴ(2020年10月26日撮影、資料写真)。

2007年にCEOに就任したが、裁縫やヨガ教室といった趣味のために早退するなど、経営者よりもエンジニアに向いているとされ、翌08年にCEOの座を追われた。だが2015年6月にディック・コストロ(Dick Costolo)氏が辞任した後、CEOに復帰していた。

AFPBB Newsより転用

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。