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ディオールの写真作品、「アジア人蔑視」と批判受け撤回 中国

仏高級ブランド「クリスチャン・ディオール」が中国で今月発表した写真が、「アジア人を蔑視している」などとして批判され、撤回に追い込まれた。撮影した中国人の著名な女性写真家も「深く反省し、当時の自分の無知を責める」と謝罪した。

問題となった写真は、ディオールのアート展で公開された作品の一つ。展示は今月12日に上海で始まった。アジア系の女性が、ディオールのカバンを持ち、鋭い視線をカメラに向けている様子を写したものだ。

この作品に対して、インターネット上で「中国人は目が小さな人ばかりではない」「欧米が中国に対して持つステレオタイプと悪意に満ちている」などと批判が広がった。中国メディアも「これがディオールの目に映ったアジア女性なのか?」(北京日報)と疑問を呈した。

ディオールは23日夜、SNSで「中国の人々の気持ちを尊重している」などとする声明を出し、この作品を取り下げたことを明らかにした。写真家もSNSで謝罪した上で、「私は生粋の中国人であり、祖国を深く愛している。歴史をより深く学び、関連する活動に参加して、思想を強化する」などと釈明した。

朝日新聞社より転用

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