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「嘘ついたら先生とキス」 仲裁めぐる教諭発言の違法性認める

奈良市の市立小学校で平成29年、当時4年の女子児童がいじめを受けて不登校になったのは、学校側が不適切な対応をとったためだとして、女児側が市に330万円の損害賠償を求めた

訴訟の判決が6日、奈良地裁であり、井上直樹裁判官は担任教諭(33)の発言の一部に違法性があったと認め、市に11万円の支払いを命じた。 判決によると、女児は29年4月、奈良市立小に転入し、同年6月から不登校になった。女児は同級生の女児からいじめを受けたと主張。同月、相談を受けた担任の男性教諭は、教室に女児と同級生を呼び出し、指切りで仲直りを約束させた上、「噓をついたら先生とキスをする」などと発言した。

判決理由で井上裁判官は、教諭の発言について「内容的にも、児童を仲裁する場という状況としても相当性を欠き、不法行為と認められる」と指摘した。

訴訟の中で市側は教諭の発言自体は認めており、「和やかに和解の約束をさせようと思うあまり発言したが、セクハラといわれても仕方がない」と説明していた。 判決を受け、市は「弁護士と相談のうえ(対応を)検討したい」とコメントした。

産経新聞より転用産経新聞

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