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ドコモ、解約金やめます 新旧プランとも全廃 10月から

NTTドコモは21日、携帯電話の料金プランを定期契約の途中でやめた利用者に求めている「解約金」を10月からすべて廃止すると発表した。解約金が妨げになっていた乗り換えが、今後、しやすくなる。

いまの解約金は、2019年10月以降に結んだ2年契約では税込み1100円、それ以前の旧プランの2年契約では1万450円、1年契約では3300円。これらをいずれもゼロにする。一部の旧プランの契約を更新した利用者にポイントを付与するサービスは終了する。

携帯の料金プランの中途解約をめぐっては、19年10月に施行された改正電気通信事業法で、解約金を1千円以下(税抜き)とするルールができた。

しかしドコモは、定期契約の満了まではプラン変更後の解約金請求を留保する「解約金留保」の制度を維持し、総務省から見直しを求められていた。この見直しにあわせ、ルールで認められている解約金の廃止に踏み込んだ。

KDDIは一部の料金プランで税込み1100円の解約金をとるが、多くは無料。ソフトバンクは現在扱うプランに解約金を設けていない。

また、両社では古い料金プランで1万450円の解約金が設定されている場合があるが、いずれも無料で新しいプランに変更できるため、実際には支払いを避けられるという。

携帯電話と同様に定期契約を結ぶケースが多い光回線などの契約をめぐっては、契約途中の解約金の上限を月額料金の1カ月にする方向で総務省が見直し議論を進めており、来年7月以降の実施をめざしている。(山本知弘)

朝日新聞より転用

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