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ポーランドが緊急事態宣言 「ベラルーシから大量の不法移民」

ポーランドのドゥダ大統領は2日、隣国ベラルーシから大量の不法移民が送り込まれているとして、国境の二つの地域で緊急事態宣言を発令した。ロイター通信によると、30日間にわたって多人数の集会が禁止されるなどの措置が取られるという。東西冷戦期の共産主義政権が崩壊して以降、ポーランドが同様の宣言をするのは初。

ポーランドも加盟する欧州連合(EU)は昨年以降、強権姿勢を強めるベラルーシのルカシェンコ政権と対立。今年5月の民間機強制着陸問題などを受け、EUは6月にベラルーシに経済制裁を発動した。

こうした中、ベラルーシと国境を接するポーランドやリトアニア、ラトビアでは、ベラルーシを経由した移民が急増。8月だけで3500人が不法にベラルーシからポーランドへ入国しようとしたという。このため、ベラルーシがEUの制裁に報復する形で「意図的に移民を送り込んでいる」(ポーランドのモラウィエツキ首相)との批判が高まっていた。

ポーランドの大統領報道官は2日、「自国の国境だけでなく、EUの国境にも責任を持ち、安全を確保するための措置を取らなくてはならない」と述べた。

毎日新聞より転用

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