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宇田秀生が銀メダル パラトライアスロン 日本勢初の表彰台

◇東京パラリンピック・トライアスロン(2021年8月28日)

男子PTS4(運動機能障がい)の宇田秀生(34=NTT東日本・NTT西日本)が1時間3分45秒で銀メダルを獲得した。トライアスロンでの日本勢のメダル獲得は初めて。

スイムは出遅れたものの、バイクで一気に巻き返した。「バイク、ランは凄く自信があるので見ていただきたい」と宣言していた通り、3位でランに入ると2位と約30秒あった差を序盤で逆転。後続に大差をつけ、日の丸を持った左手でガッツポーズしながらフィニッシュ。悲願のメダルに「何があっても諦めない気持ちで一生懸命走りました。ゴールする前からいろんな気持ちがこみ上げた」と号泣した。

13年に勤務していた建設会社の機械に挟まれて右腕を失った。入院中は妻・亜紀さんに支えられ、リハビリの一環で水泳を始めたことでトライアスロンと出会う。高校までサッカー部に所属していた運動神経を生かし、15年のアジア選手権でいきなり優勝するなど頭角を現した。

コロナ下も持ち前のポジティブな性格で乗り越え、切符をつかんだ初の舞台。大会前に掲げた「目標はずばり表彰台」を見事に有言実行した。

スポーツニッポン新聞社より転用

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