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全国初の女性検事長が就任「男女が能力生かせる職場に」

7月16日付で広島高検検事長に着任した畝本(うねもと)直美氏(59)が2日、記者会見した。女性の検事長就任は全国で初めて。「管内の地検が、地域から求められる役割を果たせるよう支援し、検事長として力を尽くしていく」と抱負を語った。

千葉県生まれ。司法修習生のとき、様々な背景の容疑者と向き合う検事は「人間臭さや愛情を持っていて、自分の肌に合っていると感じた」。検事の道に進んだ司法修習の同期41人のうち女性は4人だけだった。「今では珍しくなくなった。男女それぞれが能力や個性を生かせる職場にしていきたい」と語った。

印象深い事件を問われると、自身の「失敗」を挙げた。「一通り事件の筋が読めるようになった」と感じていたころ、「被害者」の証言に引っ張られ、無実の人を起訴しそうになった。以来、「真実の前では謙虚であれ」と自身に言い聞かせているという。

畝本氏は1988年に東京地検検事に就き、東京地検総務部長や最高検公判部長などを歴任した。中国地方の勤務は初めてで、趣味はインド料理を作ることとジョギング。「ゆっくり街を見ながら走るのが好きです」と話した。

朝日新聞社より転用

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