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WHO事務局長、中国に透明性求める コロナ調査巡り

新型コロナウイルスの起源に関する調査をめぐり、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日の記者会見で、中国での感染拡大初期のデータが十分に共有されていないとの認識を示した。さらなる調査を計画しているとして、中国に透明性の確保や協力を求めた。

WHOは今年1~2月に中国・武漢で現地調査し、3月に「(武漢の)研究所から流出した可能性は極めて低い」とする報告書をまとめた。テドロス事務局長はこの調査で進展はあったとしながらも、「課題の一つは特に感染拡大初期の生データへのアクセス。中国に対し、透明性と開放性をもって協力するよう求めている」などと述べた。

ウイルスの起源を巡っては、コロナに対するWHOや各国の対応を検証する独立調査パネルが5月に出した最終報告書で、中国は症例などの情報共有の迅速さが十分ではなかったと指摘。6月に英国であった主要7カ国首脳会議(G7サミット)の首脳宣言は、WHOによる透明性の高い追加調査の実施を求めていた。

朝日新聞社より転用

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