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拉致された少年少女15人、見張りが寝ている隙に脱出 ナイジェリア

ナイジェリア・ナイジャ州で、武装勢力による住民の拉致と殺害が相次いでいることに抗議する住民たち(2021年5月24日撮影、資料写真)。© Kola Sulaimon / AFP ナイジェリア・ナイジャ州で、武装勢力による住民の拉致と殺害が相次いでいることに抗議する住民たち(2021年5月24日撮影、資料写真)。

【AFP=時事】ナイジェリアのイスラム神学校から生徒や教師130人以上が武装勢力に拉致された事件で、人質となっていた15人が、見張りが寝ている隙をついて脱出した。神学校の校長が22日、AFPに明かした。

中部ナイジャ(Niger)州の街テギナ(Tegina)で先月30日、バイクに乗った武装集団約200人がイスラム神学校を襲撃し、児童・生徒136人と教師数人を拉致した。

神学校のアブバカル・ハッサン(Abubakar Alhassan)校長によると、人質のうち15人は19日深夜、隣のザムファラ(Zamfara)州の辺境の村の民家から、見張りが眠っている隙に逃げ出した。ドアを外側から施錠するのも忘れていたため、抜け出せたという。

ナイジェリア・ナイジャ州で、武装勢力による住民の拉致と殺害が相次いでいることに抗議し、幹線道路をふさぐ住民たち(2021年5月24日撮影、資料写真)。© Kola Sulaimon / AFP ナイジェリア・ナイジャ州で、武装勢力による住民の拉致と殺害が相次いでいることに抗議し、幹線道路をふさぐ住民たち(2021年5月24日撮影、資料写真)。

脱出したのは、7歳の少女を含む少年9人と少女6人で、夜を徹してカドゥナ(Caduna)州のビルニングワリ(Birnin Gwari)地区にたどり着いた。

15人は他の人質と引き離された後、州境を越えてザムファラ州へ連れて行かれ、監禁場所で殴られていたという。ハッサン校長は、「彼らは殴られ、侮辱という形の心理的虐待を受けた」と訴えた。

ナイジェリア・ナイジャ州で、武装勢力による住民の拉致と殺害が相次いでいることに抗議する住民たち(2021年5月24日撮影、資料写真)。© Kola Sulaimon / AFP ナイジェリア・ナイジャ州で、武装勢力による住民の拉致と殺害が相次いでいることに抗議する住民たち(2021年5月24日撮影、資料写真)。

ハッサン校長はさらに、これまでに脱出した全員が家族と再会したと述べ、残る人質もすぐに解放されることを願っていると語った。

AFPBB Newsより転用

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