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露ワクチン、対外売り込みの中で国民6割「接種しない」…プーチン政権に不信感か

ロシアが約半年前に開始した新型コロナウイルスのワクチンの一般向け接種が伸び悩んでいる。プーチン大統領が外国への売り込みに熱心な国産ワクチン「スプートニクV」について、最新の国内世論調査では約6割が、接種の意思がないと回答した。プーチン政権に対する根強い不信感が背景にあるとの見方も出ている。

露国内での接種状況に関する政府集計によると、19日時点で、2回の接種を完了したのは総人口の約7%に相当する約1000万人で、1回でも接種したことがあるのは同10・1%の約1477万人となっている。政府は、集団免疫達成の目安となる6900万人の接種を計画しているが、遠く及ばない数字だ。

露独立系世論調査機関レバダ・センターが12日に発表した世論調査でも、スプートニクVを接種済みとの回答は約1割で、政府統計とほぼ符合している。接種する「つもりがある」と答えたのは26%で、「ない」の回答は62%だった。欧米製も含めた「どんなワクチンも拒否する」との回答は1%で、国産ワクチンへの抵抗感の強さが顕著だった。

読売新聞より転用

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