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米石油パイプライン攻撃「ロシア政府関与なし」 バイデン大統領

バイデン米大統領=ホワイトハウスで2021年5月13日、AP© 毎日新聞 提供 バイデン米大統領=ホワイトハウスで2021年5月13日、AP

バイデン米大統領は13日、米最大級の石油パイプラインがサイバー攻撃を受けて操業を停止した問題で「ロシア政府が攻撃に関与したとは考えていない」と明言した。連邦捜査局(FBI)はロシアなどのハッカー集団「ダークサイド」が犯行に関与したと断定。バイデン氏は「犯罪者はロシアにおり、攻撃はロシアからだ。責任ある国が断固とした対応をとる必要がある」と述べ、ロシア政府に対応を促した。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。

バイデン氏はFBIの報告書を詳細に読んだと明かし、「報告書が、プーチン露大統領も露政府も関与していないと結論づけたことに自信を持つ」と強調した。そのうえで、サイバー攻撃に国際的に対応する必要性を指摘し、6月で調整中の米露首脳会談を念頭に「プーチン氏と話し合うテーマの一つだ」と述べた。

被害にあった米燃料送油管会社「コロニアルパイプライン」は12日、操業の再開を発表。パイプラインの大部分で燃料供給の復帰が始まっている。バイデン氏は「すぐに完全な状態に戻るわけではない。今週末から来週にかけて地域ごとに正常に戻ることを期待している」と語った。【ワシントン鈴木一生】

毎日新聞より転用

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