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バイデン大統領「プーチン氏は人殺し」 来週にも新たな制裁か

バイデン米大統領=米東部ペンシルベニア州チェスターで2021年3月16日、AP© 毎日新聞 提供 バイデン米大統領=米東部ペンシルベニア州チェスターで2021年3月16日、AP

バイデン米大統領は17日放送のABCテレビのインタビューで、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件を念頭に「プーチン大統領は人殺しだと思うか」と問われると「そう思う」と答えた。また、ロシアが2020年の米大統領選に介入したとする情報機関の報告書を受け「プーチン氏は代償は支払うことになる」と述べた。米メディアは、米政府が来週にも新たな対露制裁を発表すると報じている。

米情報機関は16日、ロシアが民主党候補だったバイデン氏にとって不利な情報を流すなど選挙に介入し、プーチン氏も承認していたと断定した。バイデン氏はインタビューで制裁の時期や内容などには言及しなかった。

毒殺未遂事件を巡っては、米政府は3月上旬、露連邦保安庁(FSB)長官を含む政府高官7人を制裁対象に指定。商務省は17日、航空と宇宙分野に関する一部製品のロシアへの輸出規制を厳格化すると発表した。

一方で、バイデン氏はインタビューで、米露の新戦略兵器削減条約(新START)の延長を例に「相互に利益がある分野では協力もできる」と対話姿勢も見せた。

このほか、トランプ前政権とアフガニスタンの旧支配勢力タリバンが20年に締結した和平に向けた合意について「しっかりと交渉された合意ではない」と批判。合意が定める駐留米軍の5月1日までの完全撤収について「可能かもしれないが、困難だ」と話した。【ワシントン鈴木一生】

毎日新聞より転用

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