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医療従事者への寄付金46億円集めた100歳男性、コロナに感染し肺炎で死去

英国で新型コロナウイルスの治療にあたる医療従事者への支援を呼びかけ、約3300万ポンド(約46億円)の寄付金を集めて時の人となったトム・ムーアさんが2日、入院先で肺炎のため死去した。100歳だった。新型コロナに感染し重症化した。

退役軍人のムーアさんは昨年春、歩行補助器につかまって自宅の庭を100往復すると宣言し、インターネットで寄付を呼びかけた。挑戦を続ける模様を動画で公開すると、「キャプテン(大尉)トム」の愛称で知られるようになり、応援の輪が広がった。社会貢献を評価され、昨年夏にはエリザベス女王からナイトの爵位を受けた。

ムーアさんは第2次大戦のビルマ戦線で日本軍と戦った。本紙のインタビューでは、つらい経験とともに「戦争は遠い昔のこと。今の日本は友人だ」と話していた。

 

読売新聞より転用

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