米国とロシア両政府は26日、2月5日に期限が切れる新戦略兵器削減条約(新START)の延長で合意したと発表した。バイデン米大統領は26日、就任後初めてロシアのプーチン大統領と電話会談し、新STARTの5年間延長を確認。米ロ間に唯一残った核軍縮条約である新STARTは、期限切れを前に辛うじて存続が決まった。
オバマ元米政権が掲げた「核兵器なき世界」の理想を引き継ぎ、核軍縮を目指すバイデン氏は条約失効を回避。現状維持にとどまらず、急速に軍拡を進める中国なども巻き込んで軍備管理を前進させることができるかが焦点となる。
共同通信より転用
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