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コロナ禍で増加するSNS詐欺の手口と注意点 大量のなりすましアカウントつくられ…

SNSで他人の写真や動画を盗み、出会い系サイトなどで悪用。恋人を求めている異性に接触し、お金を要求する詐欺師たちがいる。いったい、どのような手口で人をだますのだろうか。

■届き始めたメッセージ

米国・ジョージア州で暮らすある女性は、SNSに写真や動画をアップし、フォロワーを増やしてきた。

人気も出たことから様々なブランドの宣伝も任されるようになったが、次第に謎のメッセージを送り付けられるように。その内容は「君に送金した」「ちゃんと届いたのか」というもので、他人に送金を求めたことがない女性は、おおいに戸惑った。

 

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■脅迫された女性

そのようなことが続き、女性は自分の写真が詐欺師らに利用されていることに、ようやく気づいた。

女性の写真を使って出会い系サイトに登録した詐欺師らが、サイト利用者をだましお金を送らせている。そう確信した女性は被害者に深く同情したが、女性のSNSを見つけた人たちから「ひどいじゃないか」と責められ、脅しに近いメッセージを送りつけられたこともあったという。

女性によると、現時点で彼女になりすましている詐欺師のSNSアカウントは約350。3年ほど前から、写真などが詐欺に利用されている可能性が高いという。

■コロナ禍で詐欺が増加

新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になり、自宅で過ごす時間が長くなった。そのためインターネットの利用時間も増え、それに伴いSNSや出会い系サイトを悪用しての詐欺が増えているという。

米国の専門家らは、被害者が通報しないケースも少なくないと指摘。振り込まされる金額は数千円程度の場合が多く、だまされたと気づいてもそれを恥じ、「大した金額じゃないから…」と自分を納得させて、泣き寝入りするパターンが多いという。

■詐欺師の巧妙な手口

詐欺師たちは、頻繁にチャットで声をかける、被害者側が「会いたい」と言っても「外出自粛中だから」と言い張って拒否する、ビデオチャットには応じないのに異常になれなれしい、などの特徴があるという。

中にはビデオチャットに応じるふりをして盗んだ動画を見せる詐欺師もいるが、当然会話は成り立たず、指摘されると「ネット環境が悪い」といって逃げ切ろうとするそうだ。

こういった手口があることを知り、だまされないよう気を付ける。また知らない人からのコンタクトを受け付けないなどし、詐欺行為に巻き込まれないよう注意したい。

(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)

しらべぇより転用

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