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選手の隔離・管理を徹底 代々木で体操国際大会「東京五輪の試金石」で緊張感

新型コロナウイルスの感染が再び広がりつつある中、体操の国際大会が8日、東京都渋谷区の国立代々木競技場で開かれた。国際体操連盟主催で、日本、ロシア、中国、米国の4カ国計30人が参加。観客は約2000人に制限された。3月に東京オリンピックが1年延期されて以降、五輪競技で海外選手を招いた国際大会が開かれたのは初めて。五輪への試金石と位置付けられ、感染対策が徹底された大会は緊迫感が漂った。

選手らを外部から徹底的に隔離・管理する「バブル」と呼ばれる方式で実施された。選手らは各国で来日の2週間前から隔離された環境で練習し、チャーター機などで来日した。国内移動も専用バスでホテルと競技会場の往復に限られ、練習以外の不要不急の外出は禁じられた。選手は毎日、PCR検査を受けて臨み、会場には全身を除菌できるミストシャワー、大型の空気清浄機が設置された。

内村航平「国民とアスリート、同じ気持ちに」

東京都の小池百合子知事、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長らが観戦。得意の鉄棒で、H難度の手放し技「ブレトシュナイダー」を成功させて場内を沸かせた内村航平(31)=リンガーハット=が選手を代表してあいさつ。「感染拡大で五輪ができないのではなく、どうやったらできるか、皆さんと考えたい。国民とアスリートが同じ気持ちでないと大会はできない。やり方は必ずあると思う」と訴えた。【田原和宏】

毎日新聞より転用毎日新聞

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