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“飲む点滴” 健康維持の強い味方「甘酒」 腸内細菌活性化で免疫力アップ 福岡県

テレビ西日本

猛暑だった2020年の夏。

この時期、夏の疲れがどっと出ている人も多いのではないでしょうか?

そうした中、疲労回復のため古くから親しまれ「飲む点滴」とも言われる甘酒が注目を浴びています。 猛暑に長雨、コロナ対策に悩まされた2020年の夏。

例年よりも夏の疲れがとれずバテ気味、という方も多いのではないでしょうか? そこでオススメなのが「甘酒」! 実は「甘酒」は夏の季語。

中でもお米を発酵させた「米こうじ」の甘酒は、江戸時代には暑さを乗り切る飲み物として、夏に飲まれていたそうです。

豊前市にあるこちらの老舗醤油店。 米こうじを使った甘酒も販売しています。

コロナ禍の巣ごもり需要もあり、甘酒のネット販売の売り上げが2019年の倍に増えているこの店。

定番の味をいただいてみると…。

◆リポーター

「砂糖が入っていないのにすごく甘いです。お米の自然な甘さで、後味がさっぱりです」 また店では、この甘酒を時代に合わせてアレンジした商品を売り出しています。 色とりどりの甘酒。

「博多あまおう」や「八女抹茶」など県内の特産品とあわせたもので、全部で13種類あります。 甘酒のもとになる「米こうじ」は蒸したお米にこうじ菌をふりかけ、3日間かけて作ります。

こうじ菌が米の「でんぷん」を分解し、糖にすることで、甘さのある栄養価の高いこうじになります。

出来上がった米こうじがこちら! 肉眼でもふわっとした菌糸が見えます。

これにお湯を入れて保温すると、優しい甘さの甘酒になります。

◆浦野醤油醸造元若女将・浦野敦子さん

「こうじの甘酒だとアルコール臭さ、独特の香りはない。こうじ由来の優しい甘さが楽しめるので、たくさんの方に飲んでいただきたいと思っています」

ではなぜ甘酒が夏バテにいいのか、医師に聞くと…。

小倉記念病院・大渕美帆子医師

「夏バテに効果があると言われているビタミンですね。特にビタミンBが多く含まれているので」 「飲む点滴」とも言われる甘酒。

疲労回復に役立つビタミンB、そしてすぐにエネルギーになるブドウ糖など多くの栄養成分が含まれています。

さらにコロナ対策にもなる免疫力アップも期待できると言います。

◆大渕医師

「米こうじには、ちゃんとした糖が含まれているので、腸内細菌を活性化させるという意味では(免疫力アップに)効果があって、腸内細菌が活性化すれば免疫力もアップするので」 また甘酒は飲むだけでなく、さまざまな料理にアレンジすることも出来ます。

◆自然食工房「めぐみ」堀川一恵さん

「豆乳と甘酒を使ったジェラートを作っていきたいと思います」 材料は甘酒と豆乳、レモン果汁に白ごま油と塩少々、それにお好みのフルーツを用意します。

◆堀川さん

「まず甘酒ですね、甘酒入れていきます~」 甘酒、豆乳をミキサーに入れて混ぜ、酸味とコクを出すためレモン果汁、白ごま油を入れます。

ポイントはここで塩をひとつまみ入れること。 ジェラートの味がひきしまります。 あとはフルーツを入れて1分間かくはんしたら、型に流し込み、時々かき混ぜながら冷やせば完成です。

◆堀川さん

「加熱していないので、甘酒の中の乳酸菌とかもそのまま生きた状態で入ったデザートになります。(甘酒を)ぜひどんどん取り入れていただきたいと思います」 暑さやコロナ対策で疲れた体を、甘酒で元気に! 健康維持の強い味方になってくれそうです。

TNCテレビ西日本

 

 

一言コメント
ついつい飲みすぎそうだ。

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