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羽生結弦、今季GPシリーズ欠場 気管支喘息抱えコロナ感染リスク考慮「慎重に行動を検討する必要性がある」

羽生結弦

日本スケート連盟は28日、フィギュアスケート男子で五輪連覇の羽生結弦(25)=ANA=が2022年北京五輪プレシーズンとなる今季のグランプリ(GP)シリーズを欠場することを発表した。新型コロナウイルスの感染リスクを考慮。

羽生は2010年NHK杯が初出場。11年ロシア杯で初優勝。昨季まで10シーズン連続で参戦し、13年から4連覇したファイナルを含む通算12勝を挙げている。北京五輪プレ大会のファイナル(12月10~13日、北京)出場はなくなった。

以下、羽生全文コメント。

「新型コロナウイルスと気管支喘息の関係性については、まだ確証となるものはなく、情報も十分ではないので判断が難しいところですが、呼吸器系基礎疾患を有する者が新型コロナウイルスに罹患した場合、重症化し易いとの情報もあるので、可能な限り慎重に行動したいと考えています。また、気管支喘息に関係なく、一部の選手が新型コロナウイルスに罹患した後、後遺症によって選手活動が困難になってしまっている点からも、慎重に行動を検討する必要性があると思っております。現段階で、カナダ在住のオーサーコーチが日本での試合に帯同するために来日することが困難であることが予想されます。一方、私が日本からカナダの試合に出場する場合は、カナダ入国後2週間の自己隔離が必要となります。その期間、練習など一切のスケートの活動ができないため、選手にとって万全の状態で試合に臨むことができません。このコロナ禍の中、私が動くことによって、多くの人が移動し集まる可能性があり、その結果として感染リスクが高まる可能性もあります。世界での感染者数の増加ペースが衰えておらず、その感染拡大のきっかけになってはいけないと考え、私が自粛し、感染拡大の予防に努めるとなれば、感染拡大防止の活動の一つになりえると考えております。大変残念ではありますが、以上の理由から、今シーズンのISUグランプリシリーズを欠場することを決心いたしました。一日も早く新型コロナウイルスが収束することを願っております」

国際スケート連盟(ISU)は今月初めに今季のGPシリーズ6大会を制限付きで開催することを発表。新型コロナウイルス感染拡大の影響で各国に渡航制限と隔離措置が出ていることから通常開催は難しく、開催国の選手と開催国に練習拠点を置く選手を中心に行う。通常は2試合の順位によるポイント換算で上位6人、6組のファイナル進出者が決まるが、今季は1選手1試合になることをISU副会長が明言している。

第1戦スケートアメリカ(10月23~25日、ラスベガス)、第2戦スケートカナダ(10月30日~11月1日、オタワ)、第3戦中国杯(11月6~8日、重慶)、第4戦フランス杯(11月13~15日、グルノーブル)、第5戦ロシア杯(11月20~22日、モスクワ)、第6戦NHK杯(11月27~29日、大阪)が予定されている。

スポーツ報知

 

 

一言コメント
苦渋の決断だったと思う。

 

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