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メジャー打ち切り危機 コロナ集団感染…開幕わずか5日で

【セントピーターズバーグ(米フロリダ州)28日(日本時間29日未明)=山田結軌】新型コロナウイルスの集団感染が発生した米大リーグのマーリンズで、新たに関係者4人の感染が確認されたとスポーツ専門局ESPN(電子版)が報じた。最近5日間の感染者は計17人に上る。これらの状況を受け、27日(同28日)には大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー(61)がシーズン打ち切りの可能性に言及。メジャーが早くも危機的状況を迎えた。

約4カ月遅れで開幕したメジャーの先行きに、早くも暗雲が漂った。マーリンズで新型コロナへの集団感染が判明。これを受け、専門局MLBネットワークに出演したマンフレッド・コミッショナーが、シーズン打ち切りの可能性に言及した。

「あるチームが選手たちを欠いて競争力を失った場合は問題で、シーズンの一部か全部を取りやめるかどうかは状況による」

一方で「どこかで陽性反応が出ることは想定していた。ガイドラインは強固で、今季を終えられると今も楽観視している」とも強調した。ただ、米国の感染者400万人、死者14万人はいずれも世界最多。状況は深刻で、米メディアでも悲観論が相次いだ。さらに翌28日(同29日)には、マ軍で新たに関係者4人の感染が確認されたとの報道も。最近5日間の感染者は計17人に上る。

マ軍は現在、フィラデルフィアに滞在中。27、28日(同28、29日)の本拠地でのオリオールズ戦が延期となった。マ軍と26日(同27日)まで対戦していたフィリーズには陽性反応を示した選手やスタッフはいなかったが、こちらも2日連続でヤンキース戦の延期が決定。計4試合が延期となった。

日本選手や他球団にも影響が及んでいる。ヤンキースでは、頭部への打球直撃から復帰を目指す田中将大投手のオンライン記者会見を中止。ホワイトソックスのレンテリア監督は、せきと鼻づまりの症状が出たため、当面指揮を執らないことになった。

今回のような事態に備え、今季は登録枠(40人→60人)を増やしているが、プレー拒否を表明する選手が続出する可能性もある。シーズンを完走できるのか。世界が動向を注視している。

サンケイスポーツ

 

 

一言コメント
開幕したばかりなのに…

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