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めぐみさんと会話…金賢姫氏「どれほど無念か」 大韓航空機事件

横田めぐみさんが拉致前日にプレゼントしてくれた櫛を手に思いを語る父の滋さん(右)=平成28年11月、川崎市内

 【ソウル=桜井紀雄】1987年に大韓航空機爆破事件を実行した北朝鮮の元工作員で、拉致被害者の横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=と北朝鮮で会った金賢姫キム・ヒョンヒ)氏(58)は6日、めぐみさんの父、滋さんの死去について産経新聞の取材に「娘に会えず、どれほどご無念だったか。胸が痛みます」と語り、声を詰まらせた。  現在、韓国に暮らす金氏は84年6月ごろ、同僚工作員の日本語教育係だっためぐみさんと会い、会話を交わした経験がある。2010年7月には日本政府の招待で来日し、滋さん夫妻らと長時間ともに過ごした。  「滋さんは、年齢が近い私をめぐみさんを見るように接してくださり、家族のように温かく迎えてくれた。めぐみさんがいい人だったことを話すと喜んでおられ、娘への思いをひしひしと感じた」と振り返った。  その後も滋さん夫妻と手紙やプレゼントをやり取りし合ったが、自由に連絡を取るわけにもいかず、滋さんが体調を崩したと聞いて心配していたという。  最近は新型コロナウイルスの感染拡大もあって、滋さん夫妻ら日本で会った拉致被害者家族を思い浮かべ、健康を祈っていた中、ニュースで突然の訃報に接し、涙が出たという。  滋さん夫妻に伝えた「めぐみさんは生きている」との思いは今も揺るがない。母の早紀江さんや残された他の被害者家族だけでも「娘たちに早く会えることを願っている」とし、「ご冥福をお祈りします」と語った。

産経新聞

 

 

一言コメント
ただ時間だけが過ぎていくのは残念だ。

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