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アゼベド事務局長、8月退任 2期目1年残し WTO

 【ロンドン時事】世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長(62)は14日、加盟各国代表とのテレビ会議で演説し、来年8月末の任期満了を待たず、今年8月末で退任すると表明した。

WTOによると、事務局長が任期途中で退くのは初めて。

WTOは機能不全に陥った貿易紛争処理の正常化や、加盟国による不公正慣行の是正など課題が山積。保護主義が台頭し、存在意義を問われる中でのトップ交代となる。

任期を1年残しての勇退についてアゼベド氏は「個人的な決断だ」と前置きした上で、次期事務局長の選出作業を前倒しし、来年開催する閣僚会議の準備と切り離すことが「(WTOの)最善の利益になる」と説明した。

WTOの紛争処理の最終審に当たる上級委員会は昨年末、米国の反対でメンバーが選任されず、機能停止。また、WTO改革を議論する予定だった今年の閣僚会議は新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれた。

時事通信

 

 

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国際機関も存在感が薄れてきた!?

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