【クアラルンプール時事】マレーシア政府は24日、マハティール首相(94)が国王に辞表を提出したと発表した。
後継指名しているアンワル元副首相(72)への政権禅譲をめぐって与党連合の分裂を招いた責任を取ったとみられる。マハティール氏は与党マレーシア統一プリブミ党(PPBM)の総裁も辞任する意向だ。
マレーシアの与党連合内では、マハティール氏に2023年5月の次期総選挙までの首相任期全うを望む派閥と、早期の禅譲を望むアンワル支持派閥が激しく対立している。
23日には、与党連合のうちPPBMの所属議員と人民正義党(PKR)の一部議員が、主要野党と連携して新たな政権枠組みをつくるとの観測が広まった。
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