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トランプ大統領に無罪判決 ウクライナ疑惑巡る弾劾裁判

 トランプ米大統領の「ウクライナ疑惑」をめぐる上院の弾劾(だんがい)裁判は5日(日本時間6日朝)、陪審員を務める上院議員による評決があり、「権力の乱用」などの訴追について、与党・共和党の多数票で、無罪判決が下された。米国史上3例目となった弾劾裁判は、与野党の対立がそのまま審議に持ち込まれ、証人の召喚もないまま、想定通りの結論が導かれた。

トランプ氏はこれまで、「弾劾は党利党略によるでっち上げ」などと、野党・民主党を繰り返し批判してきた。無罪になったことで、11月の大統領選に向けて民主党をさらに攻撃し、「何ら問題ないと証明された」と主張するのは必至だ。

弾劾裁判でトランプ氏を罷免(ひめん)するためには、100人の上院議員のうち、出席者の3分の2以上が「有罪」と判断する必要があった。評決では(1)自らの選挙を有利にするためウクライナに圧力をかけたとする「権力の乱用」は「有罪」が48人、「無罪」が52人(2)下院の弾劾調査への協力を拒否した「議会の妨害」については「有罪」が47人、「無罪」が53人だった。いずれも過半数にも届かず、トランプ氏の無罪が確定した。

現在、上院では共和党が53議席、民主党・無所属は47議席。評決はほぼ党派通りだったが、「権力の乱用」については共和党の12年の大統領候補で、トランプ氏に批判的なロムニー議員が「有罪」とした。「議会の妨害」についてロムニー氏は「無罪」とした。

朝日新聞デジタル

 

 

一言コメント
予想通りの結果だ。

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