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奈良クラブ、観客数水増しによりJリーグクラブ資格を失格。J3ライセンス申請には3つの条件

Jリーグは30日、奈良クラブ(JFL)のJリーグ百年構想クラブ資格について、解除条件付き失格とすることを発表した。

昨年12月、Jリーグはホームゲームの入場者数を不正に申告していたとの報告を奈良クラブから受け、事実関係の確認、対応を検討していくことを公表。奈良クラブ側の発表によれば、2015年から2019年のJFLの試合で水増しが行われ、入場者として認められていない人をカウントしたうえで、最終的に集計された数字を割増しし、公式入場者数としていたという。

そしてこの度、Jリーグは「JFL2015シーズンから2019シーズンまでの5年間に、Jリーグ入会条件のひとつである入場者数の偽証をクラブ代表の指示により意図的に行っていたことが、外部からの通報により発覚した」ことを違反事象として発表。Jリーグ百年構想クラブ規程およびJリーグ規約に反する行為による、Jリーグ百年構想クラブ資格の解除条件付き失格処分が下されることとなった。

これにより、奈良クラブが2021シーズンJ3クラブライセンス申請を行うためには、2020年6月に開催される理事会で失格が解除されなければならない。「ガバナンス強化」、「入場者数カウント方法の改善」、「ステークホルダーからの信頼回復」の3点について、すべてが実効的に機能し実践されていると理事会で判断されることにより、失格が解除される。

また、奈良クラブは昨年12月末の時点で代表取締役社長の中川政七氏が今年1月31日付で辞任することを発表。新社長には浜田満氏を迎え、2020年2月1日より新体制で運営することを伝えていたが、信頼を回復していくことはできるのだろうか。

GOAL

 

 

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