【北京共同】中国国家統計局が17日発表した2019年の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年比6.1%増だった。米中貿易摩擦が長引き、18年から0.5ポイント減速。天安門事件後の経済制裁で3.9%に落ち込んだ1990年以来、29年ぶりの低い伸び率となった。経済規模で米国に次ぐ世界2位の中国の低迷が続けば、日本や世界経済への悪影響は避けられない。
米中は米東部時間15日(米東部時間)に貿易協議の「第1段階」合意に署名したが、米国による対中制裁関税は維持され、全廃される見通しは立っていない。
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